輔教志願者講習会を8月25、26日、金光北ウイングやつなみホールで開催した。
現行の輔教制度は平成4年に発足し、501教会、1517人(7月末日現在)が輔教として御用に当たっている。
今年は、33教会45人が受講し、各講義、先輩輔教の実践発表をとおして、輔教に求められる事柄を学んだ。班別懇談では参加者同士、これまでの取り組みやここからの願いについて語り合った。
なお、このたびの修了者は所定の手続きを経て、来る12月の布教功労者報徳祭時に、教主金光様からご任命を受ける。
目次
教主金光様おことば(開会お届け時)
皆様、それぞれに願いを立てて、輔教志願者講習会によくお集まりになりました。
お互いにここまで信心を進めさせていただき、ご用にお使いいただいておりますことをありがたく思いますとともに、そのお礼の心を土台に、ここからいっそうに、「人が人を助けるのが人間である」との教祖様のおぼしめしを頂いて、わが道の信心を現し、伝えて、世界の平和と人類の助かりのお役に立たせていただきたいと存じます。
どうぞよろしくお願いします。
教務総長挨拶
輔教志願者講習会にご参加の皆さまには、長年ご信心を進め、数々の大きなおかげを頂き、このたび神様へのお礼の気持ちで輔教を志された方、あるいは神様のお役に立ちたいという願いを持って輔教を志された方もあると思う。また、教会の子弟として育ち、教会の御用をされ、少しでも教会長先生のお役に立ちたいと思い、輔教を志願した方、そのほかにもいろいろな思いや願いを持って、この講習会に参加されたと思う。
そのような思いは大変素晴らしいことだが、輔教にお取り立て頂く者として、今の信心のレベルをさらにアップしていくことも大事であると思う。「おかげを頂いてありがたかった」というところにとどまっているのではなく、自らがみ教えを実行し、神様に出会い、その神様からお知恵とお力を頂いて、「こういう発想ができました」「こういうおかげを頂きました」と言える信心になっていくことが、私たちの目指すべき方向だと思う。
私が御用を頂いている教会にお参りのご信者さんの中には、「おかげを頂いてありがたい」とおっしゃる方は多いが、子や孫にお道の信心を伝えておられる方は非常に少ない。金光大神様は、「信心する者は、神の話を聞いて納得したら、第一に、自分がしてみせて、それから言い聞かせなければならない。口ばかりの先生ではうちの者も聞かないし、神にも相すまないことになる」とおっしゃっている。頂いたおかげや信心を家族の者に伝えるには、まず自分自身が頂いたみ教えを実行し、生まれ変わらせていただく、そういうおかげを受けなければならない。
道理は極めて簡単である。み教えを実行し、神様のご恩に報いる生活をしていけば、それは神様が願われていることを実践していることになるから、神様がご都合お繰り合わせをつけてくださり、家族の方から「おばあちゃん、信心の話を聞かせて」「次に教会にお参りする時は声を掛けて」と相手の方から信心を求めてくることになる。
あるご夫人は、信心の実践としてトイレの掃除をなさるようになり、心の作り替えのおかげを頂かれた。私たちが生きていくにはトイレに1日も行かないわけにはいかない。毎日大小便を受けてくださるトイレに対して、「お礼を言わずにはおれない」「お掃除をさせてもらわずにはおれない」というのが信心ではないか。そのような気持ちになった時に、神様は汚い心まできれいに洗い流してくださる。心を作り替えてくださる。信心とは決して遠くにあるのではなく、生活の中にある。み教えを実践するというのは、天地に種まきをすることと同じであり、天地は生きて働いてくださっているから、天地に種をまけば必ず芽が出るのである。
とかく信心していても、自分の思いどおりになることがおかげである、自分の願いがかなうことがおかげである、と思っている方がおられる。そういう方は、人間は神様によってどのように生かされているのかということがお分かりになっているのだろうか。
金光大神様は、「信心して神の大恩を知れば、無事達者で子孫も続き身代もでき、一年まさり代まさりのおかげを受けることができるぞ」と教えてくださっている。無事達者というのは、事故やけががなく、安心安全な家庭であり、家族が健康なことである。さらには、子孫が続いて家が繁栄し、経済的にもおかげを受けることができる。信心すればそのようなおかげが末の末まで続くとおっしゃっている。
来年は立教160年をお迎えするに当たり、信心に勢いをつけていきたい。今、私たちの信心はどうなっているか、どこに課題があるか、確認する意味で講習会に臨んでいただき、それぞれが神の大恩に目覚め、代まさりのおかげを受けられることを願っている。
講義・発表内容
講義1「金光教の信心について」
講師 岩﨑 弥生 師(静岡・静岡)
これから輔教として御用を担うに当たり、天地金乃神様の神性、教祖様の生きられ方を学び、自分が頂いている信心を押さえ直し、確かなものとし、人の助かりにつながる在り方を求めた。
講義2「教団の仕組みと働きについて」
講師 吉川 真司 師(徳島・三好)
今、形を成している教団や教会の成り立ち、仕組み、働きを確認し、御取次を頂きながら信心を求め現していく担い手、教団の構成員としての自覚を深めた。
講義3「輔教の役割について」
講師 岩本 威知朗 師(大阪・金岡)
輔教に願われていること、人に道を伝える中身を確認し、一層培っていくために、今後、輔教として取り組むべき内容について学んだ。
実践発表
発表者 行司 利夫 氏(岡山・西大寺・輔教)
先輩輔教から、輔教としての御用内容や、信心を人に伝えていく在り方、社会に金光教を生かす活動の在り方を共有した。
班別懇談
参加者それぞれが、これまでの信心の歩みや、志願理由を語り合い、受講した講義を手掛かりに、今後の輔教としての活動等について懇談し、決意を新たにした。