関東教区では、7月23日東京センターにおいて、「神心となって、人を祈り、助け、導き─『運動』の『願い』の4行目にふれて」をテーマに輔教集会を開催し、35人が参加した。
発表者の牧野英一氏(東京・伊豆大島)は「台風26号による自然災害でのおかげをとおして」と題し、「結婚して伊豆大島教会とご縁を頂いた。15年位前、家を新築する際、教会の祭典場としてもう少し広い所をと、自宅の一室を祭典場にし、ご用してきた。そういうなか、平成25年の台風26号による土砂災害に見舞われた。暗闇の中、家族を守るために冷静に避難を決断できたことは、ふり返ってみるとおかげだった。一夜明けて自宅を見に行くと、避難の際に開かなかった玄関前に土砂が積もっていた。一方、祭典場には土砂が侵入せず、離れの物置が土砂をせき止めてくれたことが分かり、神様に助けていただいたと感じた。災害には遭わない方がいいが、災害をとおして学ぶこともある。被災後、連日ボランティアの方たちが自宅の片付けを手伝ってくださり、ありがたい日々であった。また家族に心的ストレスがあり、しばらく会話がかみ合わないこともあったが、聴かせてもらおうという気持ちで接し、回復できた。御取次を頂くなかで、私自身が聴く姿勢を教えられてのことだと思う。身近で亡くなった方もいるなかで、助けていただいたいのちを大切にしたい。
このたびの災害に遭い、あらためて信心の大切さ、おかげを頂いての今日であることを実感した。私は、この信心を娘に伝えたい。その中身は、『信じる、祈る、話す、親切を尽くす』だと思う。現在、娘は都内にある親教会に参拝してくれている。私の後ろ姿から、信心のありがたさを感じてくれたのではないかと思う」と述べた。
発表後、5班に分かれて班別懇談を行い、発表の感想と、「運動」の「願い」の4行目をテーマに、輔教としての役割や取り組みについて話し合った。参加者からは「人を導くベースにあるのは、祈られ、助けられてきた自分を実感することにあると思う」「神様をいかにつかんで、どのように伝えるかを考えていきたい」という感想があった。
最後に東京センター所長が「日常の信心生活を営むあり方が信心の後ろ姿だと思う。起きてくることを神様からのメッセージとして受けとめる心持ちを作っていく。その信心の稽古が継承につながり、導く中身になってくる。共々にお役に立たせていただきたい」と挨拶し、閉会した。